なぜ女性は、婚活男性に家事スキルを求めるのか?
(2020年5月17日更新)
なぜ家事をしなければならないのかと疑問に思っている男性。
■この記事を読むと以下のことがわかります
家事ができない男性が婚活で避けられる理由がわかります。
婚活中の34歳男性。実家暮らし。
プロフィールには、女性受けがいいように、家事ができると書いている。
実際は自分の部屋を掃除する程度。
先日お見合いをした女性から、
「プロフィールに家事ができると書いてあったんですけど、料理は何が得意ですか?」
と聞かれ、
「いやー、今は実家暮らしなので結婚してから頑張ろうと思ってるんですよ」
と答えたところ、
「今やってなきゃ、結婚してもすぐにはできないですよね。家事ができるって噓をついたんですか?」
と言われたそうです。
「結婚したら家事をやると言っているのに、噓つき呼ばわりしたんです!」
と憤慨する彼の話を聞いて、私は今の婚活女性が男性に求めている家事能力についてお話ししました。
目次
女性は男性に、即戦力となる家事能力を求めている
近年、男性の給料が下がってきており、大幅な給料アップが望めず、雇用も不安定な状況にあるため、男性の経済力だけで家庭を支えて子供を産み育てるのは大変厳しくなっています。
そのため、結婚後に女性も共働きをして夫婦の二人三脚で家計を支えるという生活の在り方が多くなりました。
女性も働くなら、男性の積極的な家事参加がないと、仕事だけでなく家事も一人で担うことになり、家庭がうまく機能しなくなります。
また、子供ができれば、育児の負担も生じます。
女性は結婚してからの生活で、仕事をしながら、家事育児全てを一人で担う将来に不安を感じ、家事ができる男性との結婚を望むようになりました。
冒頭のエピソードのお見合い相手の女性は、結婚後は自分も働くつもりで、家事スキルのある男性を求めていたのでしょう。
婚活女性の多くは、結婚前から家事ができて、結婚後も積極的に家事を担う姿勢のある男性を切望しています。
どのような男性が家事に無関心なのか?
男性も家事ができたほうが婚活で有利だと言われている中で、なぜ多くの男性は積極的に家事に取り組もうとしないのでしょうか?
どのような男性が家事に無関心なのかというと、
①現在実家暮らしで、一人暮らしをしたことがなく、家事自体がどういうものかわかっていない男性
家事はすべて母親任せ。また、母親も男だからと家事をやらせるケースは少なく、家事スキルが身についていない。
本人からすれば母親が何でもしていたので、家事は女性がするものと思っている。
②「共働きでも男のほうが稼いでいるんだから、家事は収入の少ない女がやって当たり前」という、自分の理屈を押し通そうとする男性
③男は一家の大黒柱であるべき(だから家事はやらない)、女は家庭を守るもの(だから家事をやって当然)という、いまだに古い考えを持つ男性
④家事が苦手だから、仕事が忙しいから、母親がやってしまうから、といった言い訳をしながら、その実、ただ単に面倒でやらない男性
「結婚するためには家事能力が必要」だと言われても、このように自分の考えを曲げようとしない男性は、いつまで経っても家事に取り組もうとしません。
なぜ男性も家事をすべきなのか
結婚後の生活を想像してみてください。
掃除、洗濯をしないと、着ているものや家の中が不衛生になります。
料理を作らず外食ばかりだと、健康に害が及びます。
家族が健康に幸せに暮らすためには、家事は必要不可欠な仕事です。
女性だけのワンオペになってしまうと、働く女性にとって相当な負荷になります。
女性の家事負担ばかりを期待して理屈を捏ねて押し続けたら、ストレスから夫婦の関係は破錠しやすくなります。
結婚後に円満な家庭を望むなら、自分が心地よく生活をしたいのなら、男性も今すぐに家事に取り組みことをお勧めします。
家事ができない男性が婚活を成功させたいのなら、「結婚してから家事を頑張る」では遅いのです。
おわりに
多くの婚活女性が結婚後も働こうと思っています。
そのため、家事ができる・積極的に担おうとする男性との結婚を希望しています。
今現在、家事ができない男性は、女性が描く「夫婦で家事を担う」という結婚後のビジョンに合致することがないため、避けられ続けるでしょう。
今すぐに家事に取り組み自信をもって女性に幸せな結婚生活を語れる男性が増えることを望んでいます。