そのプライド、婚活を邪魔していませんか?

(2025年10月12月日更新)

こんにちは。

ラポール結婚相談所のもとはらさよこです。

「僕は条件は悪くないと思うんですけどね……」

そう話すのは、37歳の婚活男性・Aさん。

名門大学を卒業し、現在は誰もが知る大手企業に勤めています。

誠実で物腰も柔らかく、お見合いの申し込みも安定して入ってくる。

けれど、交際に進むことがなかなかできないといいます。

「お相手の女性も、最初は悪い印象じゃないと思うんです。でも、なんとなく距離を感じてしまって…僕にもっと寄り添ってくれる人だったらうまくいくと思うんですよね」

彼は「相手にもっと歩み寄ってきてほしい」と言います。

さらに、こんな一言も。

「僕からいくのって、なんかプライドが許さないんです」

この言葉に、婚活がうまくいかない原因のヒントが隠れているのかもしれません。

男性のプライドって何?

そもそも「男性のプライド」とは何でしょうか?

それは一言でいえば、
「自分はこうありたい」という気持ちや、「他人に認められたい」という思い。

たとえば――

弱みを見せたくない

頼られたい

尊重されたい

自分の価値を認めてほしい

こうした感情は、決して悪いものではありません。

むしろ、仕事や人間関係で努力を重ねてきたからこそ、自然に芽生えた“自信”とも言えるでしょう。

ただ、婚活の場面では、このプライドが思わぬ「壁」になることがあります。

プライドが邪魔をしてしまう瞬間

Aさんの場合、自分から女性に好意を示すことに「抵抗がある」と話してくれました。

「好かれていると確信できないと、自分からは動けないんです。断られたら、自分を否定されたように感じてしまうから…」

その気持ち、決して珍しいことではありません。

誰だって、傷つくのは怖いし、自信を失うのもつらい。

でも婚活では、心を開いて一歩踏み出す“勇気”がとても大切です。

特に、初対面から相手の好意がはっきり見えることは、実際ほとんどありません。

むしろ「この人、私に興味なさそう」と思われてしまい、関係が深まる前に終わってしまうケースが多いのです。

「守るプライド」から「伝える思いやり」へ

婚活でうまくいく人は、プライドを捨てたわけではありません。

ただその“使い方”を少し変えているのです。

たとえば、

相手の話に真剣に耳を傾ける

小さな気遣いや変化に気づく

自分の気持ちを言葉にして伝える

こうした行動は、「自分の価値を証明する」方法でもあります。

つまり、ただ“守る”のではなく、“伝える”ことでプライドを活かしているのです。

ほんの少しの変化で、結果は変わる

Aさんには、こう伝えました。

「寄り添ってほしいと思うなら、まずご自身から心を開いてみませんか? 好意や関心を表すことで、相手も安心して近づけるようになりますよ」

彼は少し戸惑いながらも、「確かに、僕が動かなきゃ変わらないですよね」と笑ってくれました。

婚活は、自分の殻を破るチャンスでもあります。

守るだけのプライドではなく、相手に“届く”かたちに変えていく。

そのほんの少しの意識の変化が、未来のご縁を引き寄せる一歩になるのかもしれません。

まとめ

プライドは、あなたが大切にしてきた証です。

だからこそ、婚活でもその想いを“正しく使う”ことが大切です。

思いやりや行動として表現されたプライドは、きっと誰かの心に届きます。

あなたらしさを活かしながら、素敵なご縁と出会えますように。

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