「また会いたい」と思われるコミュニケーション術(男性編)
(2021年10月28日更新)
婚活男性の中には、容姿も条件も悪くないのに、交際に繋がりづらい人が案外います。
当会員にも、お見合いから次の仮交際になかなか進めない男性(Aさん)がいました。
Aさんは経済力があり、性格も明るく、女性人気が高いタイプの男性でした。
本記事では、そんなAさんの婚活がなぜ思うように進まなかったのか、その原因とどのように改善して婚活が上手くいくようになったのかをお話しします。
目次
Aさんについて
おしゃべり好きなAさんは、女性との会話を盛り上げるために事前に相手のプロフィールをよくリサーチしてからお見合いに臨んでいました。
そんな彼の前向きな姿勢に、相手と会ったらスムーズにOKがもらえて、交際に進むだろうと思っていました。
ところが、結果はいつも相手からのNGばかりで、なかなか交際に進展しません。
不思議に思っていたある日、交際に進めずに悩むAさんの希望で、お見合いに同席することになりました。
Aさんのお見合い
お見合いが始まり、饒舌に話し始めるAさん。
しかし、Aさんが勢いよく話せば話すほど、最初は笑顔でリアクションしていた女性から笑顔が消え、明らかに反応が鈍くなっていくのがわかりました。
相手の反応が鈍いことに気が付いたAさんは、自分の住んでいるマンションや仕事での立場、広い交友関係をアピールして、相手の気を引こうとしたのでしたが、結局、女性のテンションは上がることなく、その日のお見合いは終了となりました。
「どこが悪かったのでしょう??」
お見合いが終わるや否や、慌てて質問してくるAさん。
お見合いの会話にはセオリーがあります。
Aさんは完全にセオリーを無視していたため、私は今後の改善点を3つ挙げてお伝えいたしました。
その1 相手の話を遮らずに最後まで聞く
女性に好意を持ってもらうためには、必ずしも男性が会話をリードする必要はないと思います。
女性が一番楽しいなと感じるのは、自分の話を快く聞いてもらったときです。
相手が話し始めたら、話を遮ったり、自分の話に移行することなく、しっかりと聴いてみるといいですね。
そうすると、相手は話しやすくなります。
また、話を最後まで聴くと、「私に興味を持ってもらえた」「肯定してもらってるんだ」と相手は安心感と信頼感を持ちます。
そして、要所要所で「そうですね!」「へえ~!」など、肯定的な合いの手を入れるとお互いの会話はテンポよく進み、楽しい会話になります。
会話が弾めば、相手は「なんか楽しかったなあ。次も会ってみたいなあ」と思ってくれるのではないでしょうか。
その2 相手を肯定する態度を見せる
相手に快く話をしてもらうためには、否定しないで、肯定・共感してみるといいと思います。
女性に限らず、誰でも肯定・共感されると、「受け入れてもらえた」「話しても大丈夫だ」と信頼感を得られます。
信頼感は態度と会話で相手にアピールしましょう。
相手にそう思われる態度としては、3つの方法があります。
話しているときは、相手に体を向けて話す
体が斜めに向いていると、「話を聞く気がないのかな」と相手に不信感を与えますので、体を正面にして話しましょう。
体が正面に向いていると、「しっかり聞いてもらえる」と心信頼感や安心感を感じることができます。
できるだけ柔らかい態度で話す
柔らかい態度とは、謙虚で丁寧、優しいことです。
柔らかい態度を心がけると、人との摩擦は少なくなり、相手に受け入れてもらいやすくなります。
相手が話しているときは、頷きながら聴く
相手の話に頷きながら聞くと、「私はあなたの話を聞いていますよ」とアピールできますし、相手も気分がよくなり、話をしやすくなります。
このように、態度で示すと肯定感が増して、より信頼感を得ることができます。
会話では、「ちょっと違うかな?」と思っても、まずは「そうですね」と受けとめて、共感してみると相手も安心して話をすることができます。
態度や会話で肯定されることで、緊張が解け、ポジティブに会話ができますから、話も盛り上がってきます。
その3 目に見えない部分も含めて褒める
男性から褒められたことがきっかけで、付き合い始めた女性は多いと思います。
女性は、褒められると「私に関心を持ってくれているのでは?」と好感と親近感を持ち、意識し始めます。
当会員の女性たちも、初対面で「お話しが上手で楽しいですね」とか「明るい方ですね」と話をして、内面を褒められたことがきっかけで、付き合い始めた人はたくさんいます。
もう一度会いたいなと思うような女性だったら、どんな些細なことでも遠慮なく素敵なところを口に出してみてはどうでしょうか?
褒められて不快な人は少ないと思います。
女性は褒められると、その男性への好感度はアップします。
なぜなら、女性はその言葉に「受け入れてもらえたんだ」と信頼感を持つからです。
信頼感を持てる男性であれば、交際に繋がりやすくなるのではないかと思います。
まとめ
Aさんは自分だけで話をして、コミュニケーションすることを考えていなかったのが交際に進まない原因でした。
コミュニケーションが高い人=会話上手だと思われる人は多いですから、喋り過ぎてしまいがちです。
円滑なコミュニケーションとは、会話することでお互いがわかり合い、共感しあうこと、また話しやすい雰囲気を作って、相手の話を引き出し聴くことでもあります。
Aさんに足りなかったのは、女性の話に耳を傾けて、快く話をしてもらうようすることだったのだと思います。
相手のことをよく考えて、その人に合わせたコミュニケーションができれば、好感を持って次にまた会いたいと思ってくれます。
その後、Aさんはこの3点を頭において、お見合いをしたところ、素敵な女性と縁があり順調に交際を続けて、笑顔で退会されていきました。
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