「好き」だけじゃ続かない。結婚に必要なのは“冷静に向き合う力”

(2025年10月31日更新)

こんにちは。

ラポール結婚相談所のもとはらさよこです。

婚活をしていると、「優しい人がいい」「一緒にいて楽しい人がいい」といった希望を持つ方が多いと思います。

もちろん、それらはとても大切な要素です。

でも、実際に結婚生活を続けていく中で本当に大事なのは、感情に流されずに現実を見つめる“冷静さ”です。

恋愛の時期は、感情が大きく動くもの。

相手のちょっとした言葉に一喜一憂したり、価値観の違いにモヤモヤしたりすることもあるでしょう。

しかし、結婚生活は「日常の積み重ね」です。

嬉しいこともあれば、うまくいかない日もある。

そんな中で、感情に任せてぶつかるのではなく、一歩引いて物事を見られる冷静さがあるかどうかで、関係の質は大きく変わります。

冷静さ——感情のコントロールが信頼をつくる

ケンカをしたときこそ、冷静さが試されます。

感情的になって相手を責めてしまうと、問題は解決しないどころか、信頼まで傷つけてしまいます。

たとえば、相手の発言にイラッとしたとき、「なんでそんなこと言うの?」と反射的に言い返すのではなく、「どういう気持ちで言ったのかな?」と一度呼吸を置いて受け止めてみる。

それだけで、会話のトーンも空気も変わります。

冷静さとは「我慢」ではありません。

怒りや悲しみを押し殺すことではなく、「今、自分はどんな感情を持っているのか」を自覚し、それをどう扱うかを選べる力。

それが、成熟した関係を築く第一歩です。

コミュニケーション力——話す力と“聴く”力のバランス

冷静さがあると、コミュニケーションもうまくいきやすくなります。

自分の気持ちを伝えるときも、感情にまかせてぶつけるのではなく、「伝わる言い方」を選べるからです。

そして何より大切なのは、相手の話をきちんと“聴く”姿勢。

聴くというのは、ただ黙って聞くことではなく、相手の言葉の背景にある思いを理解しようとすることです。

冷静さがあると、相手の言葉に振り回されずに、落ち着いて向き合うことができます。

尊重と思いやり——違いを受け入れる力

結婚は「違う環境で育った二人」が一緒に生きること。

価値観が違うのは当たり前です。

冷静さがあれば、相手を「自分と違う人間」として受け入れる余裕が生まれます。

相手の短所やミスを責めるのではなく、「どうすればお互いに気持ちよく過ごせるか」を考える。

小さな不満を大きな攻撃に変えないことが、関係を長く続けるコツです。

忍耐と柔軟性——“うまくいかない日”を受け止める

どんなに相性の良い二人でも、結婚生活には波があります。

思い通りにならない日もあるし、相手の言動にモヤっとすることもある。

そんなときに必要なのが、忍耐と柔軟性です。

冷静に状況を見れば、「いまはタイミングが悪いだけ」「お互い疲れているのかも」と客観的に判断できる。

焦って答えを出さず、時間をかけて歩み寄る姿勢が、信頼を育てます。

共通の目標・価値観——方向性をそろえる冷静さ

恋愛中は「一緒にいるだけで幸せ」でも、結婚生活では将来の方向性が重要です。

子育てや仕事、老後の過ごし方など、現実的な話題にも冷静に向き合うことが求められます。

価値観が違うときも、「どちらが正しいか」ではなく「どうすれば歩み寄れるか」を考える。

この対話の土台にも、やはり冷静さが欠かせません。

現実的な生活力——冷静さが支える“暮らしの安定”

結婚生活は感情だけでは成り立ちません。

お金、家事、仕事の分担など、現実的な問題にどう向き合うかがカギになります。

冷静さがあると、問題を感情論にせず、建設的に話し合えます。

「どうすればお互いの負担を減らせるか」と考えられる人は、パートナーから信頼されます。

まとめ:感情と現実のバランスをとる力

結婚生活をうまく続けるために必要なものを一言でまとめるなら、
それは 「感情と現実のバランスをとる力」 です。

冷静さはその土台。

冷静だからこそ、相手を尊重し、思いやりを持ち、現実的な選択ができる。

感情を抑えるのではなく、感情に支配されないこと。

その姿勢が、穏やかで長く続く関係を育てていきます。

婚活では「ときめき」や「フィーリング」も大切ですが、
その先にある“現実”を一緒に歩める冷静さこそ、幸せな結婚の鍵かもしれません。

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