お見合いで「ピンとこない」ときに、覚えていてほしいこと

(2022年8月16日更新)

■本記事はこんな人におすすめです
→お見合い相手がピンとこない男性ばかりで悩んでいる婚活女性

■この記事を読むと以下のことがわかります
→ピンとこない出会いを結婚に近づけるための考えかた

婚活を始めたばかりの女性は、様々な悩みを抱えてしまうもの。

なかでも

「出会った相手がピンとこなくて、断ってばかりで婚活が進まない」

と悩んだ経験がある人は、少なくないのではないでしょうか。

「いい人かもしれないけど、素敵だと思える、恋できる相手じゃなかった」

だから断ってしまった。

とはいえこのまま断り続けたら結婚できるんだろうか?というお悩みです。


こうした相談を受けたとき、私は仲人として「生理的にどうしても無理な相手でなければもう一度会ってみては」とお答えしています。

今回は、お見合いでピンとこなかった女性の背中をなぜ押すのか、私なりの理解の中でお話ししようと思います。

よろしければぜひご一読ください。

ピンとこないのは自然なこと?

まずはじめに

私は、女性がお見合いで一度会っただけの男性を

ピンとこない = 付き合いたいと思えない

気持ちになるのは自然だと思っています。

なぜなら

女性は結婚相手を、出会ってひと目で分かる外見だけで選べませんよね。

加えて、収入や学歴だけが良くても選べないと思います。

もしそれだけで選べるなら、相手と会うまえからプロフィールでおおよその外見・収入・学歴はわかっているので、その後のマッチング率はもっと高くなるでしょう。

(実際にはお見合いから次の段階(仮交際)に進む人は30%程度と、けっして多くありません)

第一印象が良くてもマイナス面が見えるたびに減点していけば、「ピンとこない」相手として振り分けてしまいがち。

多くの女性にとって、婚活はこれからの人生を大きく左右するパートナー探しですから、自然と男性を見る目が厳しくなるのはわかります。

一方で男性は、初対面で女性の容姿などを気に入れば、結婚はともかくとして付き合いたいのか即決できるようです。

もちろん個人差はあるのでしょうが、女性とくらべて男性のほうが一目惚れになりやすい傾向はあります。

そんな「男性は交際を希望しているけれど、女性はピンとこない状況」になったとき、女性は断るしか方法がないのでしょうか?

仮交際にありがちな落とし穴

断ることで一歩後退するだけならいいのですが、婚活はまたゼロから、相手探しからやり直しです。

何度も振り出しに戻るのは本当にキツいですよね。

そこで、もし断らずにOKをしたらどうなるのか考えてみましょう。

結婚相談所の婚活は

[お見合い]
  ▼
[仮交際]
  ▼
[真剣交際]
  ▼
[成婚]

の順に進みます。

すでに結婚相談所で活動している人なら、お見合いの次に仮交際があるのはご存知かと思います。

しかしながらこの仮交際について、誤った認識をしている人がとても多いのです。

そもそも仮交際とはどういった間柄でしょうか。

仮交際は異性として相手を意識しはじめた状態?

おたがいに好意を持っている関係?

答えはNOです。

お見合いを経験した人に初対面の相手の印象を聞くと、ほとんどが「まだよくわからなかった」と答えます。

正直言って初対面のたった1時間程度の会話では、相手の表面的なところしか見えません。

しかしながら、いずれ誰かと結婚するためには、初対面のよくわからない状態から結婚相手として検討できる状態との間を、どこかで埋める必要があります。

つまり仮交際は初対面で相手に好意を持てたから進むのではなくて、「可もなく不可もないよくわからない相手」を、これから好きになれそうか確かめるためにあるんです。

余談ですが「ピンとこないから仮交際に進もうとしない」女性が多いのは、仮交際という名称が誤解を招きやすいからだと思っています。

男女「交際」の意味を調べると

交際とは「男女が親しくつきあうこと」とあります。

ですが、可もなく不可もない男性といきなり親しく付き合うなんて普通に無理です。

いくら仮であっても交際するほどの関心はないからと、断ってしまう女性が多いのも頷けます。

仮交際は両想いではない?!

いくら婚活でも、初対面の異性に向けられる気持ちなんてせいぜい

「なしじゃない」

この程度かもしれません。

結婚相談所の婚活では、同時進行で複数の相手との仮交際を推奨しています。

つまりお互いに複数の異性との仮交際を前提としているので、(これは声を大にして言いたいのですが)仮交際は両想いの関係ではありません

お互いに両想いの関係に進んで相手を独占したければ、真剣交際に進みましょう。

仮交際の意外なメリット

実際に男性と仮交際をしてみると、自分がどんな相手と結婚したいのか具体的に考えやすくなります。

一緒にいて自然体でいられた、食べ物の好みが似ていたなどの新しい発見ですね。

それだけでなく、相手とのやりとりを通じて自分自身が結婚しやすいタイプなのかセルフチェックできるのも、仮交際のメリットといえます。

男性のちょっとした失敗が許せなかったり、素直に感謝の気持ちを言葉にできない自分に気付けたり。

こうした自分ルールでしかない価値観を相手に押し付ける性質は、婚活を長期化させる人に多くみられます。

「できることなら、結婚相手にはありのままの自分を認めてほしい」

その気持ちはよくわかりますが、きっと相手もおなじ気持ちで自分の良いところを認めてくれる人を探しています。

人間ですから長所も短所も無限にあります。

相手の短所ばかりあげつらうのではなく、それ以上に相手の長所を見ようとする人は短期間で婚活を卒業していきます。

好きでもない男性とのデートは時間の無駄?

ここまで仮交際を推してきましたが、「好きでもない男性と会っても楽しくないし、時間の無駄」という否定的な意見もあるでしょう。

そんな人にはもう少し厳しい意見をお話ししています。

(ここまで読んで「とりあえず次は仮交際してみるか」と思ったら、この先は読み飛ばしてくださいね)

もしも「好きでもない相手に時間を割くなんて時間の無駄」と思うなら

そうした消極的な姿勢は、婚活の大きな妨げになります。

うまくいかない原因は、本当によい出会いがないからでしょうか。

婚活をしている人のなかには、結婚するためのより良い選択よりも、無意識に結婚したくない気持ちを優先させて行動してしまう人がいます。

理想の異性像にこだわるあまり現実とのギャップに向き合えず、目の前にいい人がいるのに動けなくなる人もいます。

しかしながら、婚活は決定を先延ばしにすればするほど難易度が上がります。

年齢が上がるほど相手から選ばれづらくなるのに、過去に出会った相手と比べてしまい、より条件のよい相手を探しはじめると泥沼化します。

おなじ決断をするのに今よりもさらに大きな勇気が必要になるでしょう。

お見合いでピンとこなかったからと断った相手も、あとから振り返れば実はダイヤの原石かもしれません。

最初は「なしじゃない」程度の相手でも、これから好きになれる可能性がゼロではない(=だから仮交際に進んでみよう)と思えませんか。

まとめ

内容をまとめます。

・仮交際は「可もなく不可もない」相手を結婚相手としてありかなしか決断するためにある

・仮交際はおたがいに両想いの段階ではない

・仮交際で自分自身が結婚しやすいタイプなのか確認できる

生理的に無理な相手でなければ、そしていずれ誰かと結婚をするつもりがあるのなら、ぜひ積極的に仮交際に進んでみてください。

それでは。

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婚活中のストレスと解消法についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。

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