「すずめの戸締まり」にみる婚活女性に必要なものとは?

(2022年12月7日更新)

(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会

こんにちは。ラポール結婚相談所のもとはらさよこです。

世界的に人気のある新海誠監督の「すずめの戸締まり」が三年ぶりに公開されました。

見事な映像美と、よく練られたストーリーに、2時間を超える作品ではありましたが、あっという間に時間が過ぎるほど素晴らしい作品だったと思います。

力強く行動的な女性像を見て、今の女性の生き方を象徴している気がしました。

婚活女性たちに通じるものを感じましたので、お話させていただきたいと思います。

自ら行動することの難しさ

人は誰しもが大なり小なり、悩み、悲しみ、苦しみを抱えて生きていると思います。

それに真正面から取り組んでいる人もいるでしょうが、ほとんどの人は目をつむってやり過ごしているのではないでしょうか。

無理だと思うことや新しいことに向き合うのはできるなら避けたい。

面倒だから。

向き合うのがつらいから。

傷つくのが怖いから。

と、行動を起こす前にまだ起こってもいない問題にしり込みをして、現状維持を続けていこうとする人もいます。

また、自ら行動するのは、責任が伴いますからとっても勇気がいりますよね。

でも、「このままでいいのかな?」と疑問に思っているのなら、少しずつでよいですので自分が目指す方向に行動を起こしてみませんか。

「すずめの戸締まり」はそんな不安な気持ちを持っている女性を勇気づけてくれる物語です。

行動していくことが自分の未来を創る

女子高生の鈴芽は、4歳の時に震災にあい、母を亡くして叔母に引き取られていますが、その当時の記憶がありません。

震災にあって、母を亡くした事実を受け入れられていない。

その時のトラウマに向き合うことができないでいたのです。

そんな時、廃れた町の扉を探して、災厄が扉から出てこないように扉を閉じる「閉じ師」をしている草太と出会い、心を通わせて共に扉を閉めていく旅をしていきます。

物語は鈴芽の故郷に彼女を導き、彼女が現実として受け入れられなかったトラウマと対峙させます。

震災にあった故郷の東北に向かう途中、草太の友人が「この辺ってこんな奇麗なところだったんだな」と言ったとき、鈴芽は「えっ?」と怪訝な表情をします。

彼女の心の時間は4歳の時に止まってしまっていたのでしょう。

鈴芽は今の自分がどういう状態なのか、悲しみに向き合って現実を思い出そうとします。

そして、記憶をなくすほどのトラウマに、苦しくて、怖いけれど勇気を出して立ち向かっていく。

母を探して途方に暮れている自分に手を差し伸べて、未来に進んで行きます。

この映画のメインビジュアルである、「行ってきます」は、彼女が自ら行動して人生を再生させる夢を叶える意味が込められているのだと思います。

自分の人生を変えることができるのは自分だけ

草太を助け出し災害を封じ込めた後、すずめは、4歳のぼろぼろになった自分に「あのね、鈴芽。今はどんなに悲しくてもね、鈴芽はこの先ちゃんと大きくなるの」と幼いころの自分を勇気づけて、明るい未来があるのだと伝えます。

震災にあい、母を亡くして泣いている自分を救ったのは自分だったのです。

自分の人生は、自分でしか幸せにできない。

自分の将来は自分で切り開いていく。

鈴芽は、勇気を出して行動して、決断し、自分の人生を再生していきました。

今の現状に疑問を持っているのなら、まずは小さなことからでよいので行動して決断してみる。

どんな問題でも、自分で決める。

その経験を積み重ねれば、自信がついていき、叶えたい夢や目標を現実的なものにできるかもしれません。

勇気ある女性の皆さん、鈴芽のように「行ってきます」と勇気を出して自分の人生を幸せにするべく行動してみませんか。

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